我が家で飼っている猫は、窓の外を眺めるのが大好きですが、興奮すると網戸に爪を立てて登ろうとする癖があります。ある日の午後、ふとベランダの窓に目を向けると、網戸の真ん中付近に無残にも10センチほどの大きな裂け目ができていました。まだ夏が始まったばかりで蚊の侵入も気になる時期だったため、私はすぐに自分で直すことを決意しました。以前、小さな穴を補修シールで塞いだ経験はありましたが、今回のような長い裂け目はシールだけでは強度が足りないように感じました。そこで私は、ホームセンターで網戸補修用のテープと、予備の網の端切れを購入してきました。まず最初に行ったのは、猫の爪でささくれた網の繊維をハサミで綺麗に整えることです。出っ張った繊維があるとテープが浮いてしまうため、この下準備を丁寧に行いました。次に、破れた箇所の裏側に新しい網の端切れを当て、表側から強力な透明補修テープで固定するという手法を取りました。このとき、1人での作業は網がずれて難航したため、家族に裏側から網を押さえてもらい、2人がかりで作業を進めました。テープを貼る際は空気が入らないよう、中心から外側へ向かって空気を押し出しながら慎重に貼り付けました。仕上げに、猫が再び同じ場所を引っ掻いても破れないよう、市販の「網戸保護ネット」を内側から重ねて設置しました。これは網戸に直接貼り付けるタイプのプラスチック製のメッシュで、爪が本来の網に届かないようにガードしてくれる優れものです。約1時間をかけた修理の結果、見た目は新品同様とはいきませんが、実用上は全く問題のない強度を取り戻すことができました。この経験を通じて学んだのは、原因に応じた補修方法を選ぶことの重要性です。単なる経年劣化による破れとは異なり、ペットによる物理的な損傷の場合は、見た目の美しさよりも再発防止のための補強を優先すべきだということです。今では猫も新しくなった網戸越しに外の世界を楽しんでいますが、保護ネットのおかげで私は安心して窓を開けることができています。
ペットによる網戸の破れ修復記