最新のリフォーム市場において、おしゃれで高級感のある空間を目指す人たちの間で絶大な支持を得ているのが、機能美と自然の風合いを兼ね備えた大判素材の活用です。かつてはタイルの目地や壁紙の継ぎ目が目立つのが一般的でしたが、現在は3メートルを超えるような超大判のセラミックタイルや、継ぎ目のないシームレスな左官材がトレンドの筆頭にあります。特に、セラミックタイルは驚異的な印刷技術の向上により、天然のカラカッタ大理石や錆びたアイアン、あるいは年月を経たコンクリートの質感を忠実に再現できるようになりました。これをキッチン天板やリビングの壁一面に使用することで、圧倒的な迫力と気品が生まれます。石材の冷たさと木の温もりの対比も、現代的な洗練を演出するための重要なキーワードです。例えば、キッチンに石目調の素材を採用した場合、対となるダイニングテーブルや収納の面材には、節の少ない高品質なウォールナットや突板を用いることで、空間に温かみと上質さが同居します。また、近年急速に人気が高まっているのが、モールテックスやポーターズペイントに代表される、独特のムラ感を持つ塗装仕上げです。職人の手仕事による微細な凹凸や色の揺らぎは、光を柔らかく受け止め、既製品のクロスでは決して出せないエモーショナルな空間を作り出します。これらは水回りにも使用できるほど耐久性が高く、洗面所をホテルの一室のようにリフォームしたい層から選ばれています。ガラス素材の使い方も進化しています。透明なガラスで仕切るのではなく、縦に細かな筋の入ったフランジガラスや、金属の網を封入した網入りガラス、さらにはスモークがかったブラックガラスを建具に採用することで、プライバシーを守りつつ光を通し、空間にモードな雰囲気をプラスします。さらに、足元を飾る巾木についても、一般的な厚みのあるものではなく、アルミ製の極薄タイプや、壁の中に埋め込んで床と壁を切り離したように見せる目地巾木を採用することが、細部にまでこだわったおしゃれなリフォームの条件となっています。神は細部に宿ると言われますが、最新の素材を適材適所に配置し、ミリ単位の納まりにこだわることで、住まいは単なる生活の場を超えた、芸術品のような美しさを放ち始めるのです。
高級感を演出する素材選びの最新トレンド報告