築15年が経過し、寝室として使っている8畳間の壁紙が日焼けや汚れで目立つようになってきました。業者に見積もりを依頼したところ、天井込みで約7万円という数字が出てきたため、節約のためにDIYで挑戦することにしました。インターネットで生のり付きの壁紙を30メートル分購入し、道具一式を揃えて合計で約2万円の出費に抑えられた時は、勝ったような気分でした。しかし、実際の作業は想像を絶する重労働でした。まず、古い壁紙を剥がす作業だけで半日を費やしました。裏紙が綺麗に残れば良いのですが、所々で石膏ボードの表面まで剥がれてしまい、その穴をパテで埋めて平らにする作業にさらに時間がかかりました。そしていよいよ壁紙を貼る段階になり、8畳という広さの壁がいかに高いかを痛感しました。1枚の壁紙は長さが2メートル以上あり、のりが付いているため非常に重く、一人で天井から垂直に垂らすのは至難の業です。脚立を上り下りしながら空気を抜き、隣の紙と柄を合わせる作業は、ミリ単位の精度が求められます。特にコンセント周りの切り抜きや、部屋のコーナー部分の処理は、何度やってもプロのような仕上がりにはなりません。天井の張り替えに至っては、上を向き続ける姿勢で首と腕が限界に達し、結局途中で断念して壁だけにすることにしました。丸2日間、朝から晩まで作業を続けてようやく完成しましたが、近くで見ると継ぎ目が目立ち、所々に気泡やシワが残ってしまいました。道具代や自分の労力、そして仕上がりのクオリティを考えると、プロが提示した7万円という価格がいかに妥当なものであるかを身に染みて理解しました。プロなら8畳一間を1日で終わらせ、継ぎ目も全く分からないほど美しく仕上げてくれます。DIYは自分の家への愛着を深める良い機会にはなりましたが、広い面積や天井を含む張り替え、特に人目に触れるリビングなどの施工については、次回からは迷わず専門の職人に依頼しようと心に決めました。今回の経験で、リフォーム費用には技術料という目に見えない価値が含まれていることを、高い授業料を払って学んだ気がします。